誰かさんの鉄道日記

小学生の鉄道ブログです。「鉄道好きの、鉄道好きによる、鉄道好きのためのブログ」です。

【鉄道ニュース】西武鉄道、2020年度鉄道事業設備投資計画を発表

西武鉄道では、2020年度鉄道事業設備投資計画を発表しました。今年度の投資額は総額198億円で、安全対策、サービス向上、環境対策などを行うとしています。なお、新型コロナウイルス感染拡大等の影響により、今後の事業環境に変化が生じた場合には、計画の見直しを行う場合があります。

★今年度の設備投資の概要☆

1.安全対策
鉄道事業では、利用者の安全の確保を最重要課題として安全対策投資に重点をおきます。

(1)駅ホームの安全性向上
①駅ホームの安全性向上

f:id:darekasannotetudou:20200927080856j:plain

池袋駅のホームドアです。池袋(2~6番ホーム)、練馬の各駅に設置が完了しており、今年度は西武新宿、高田馬場、所沢、国分寺の各駅に設置予定です。

➤ ホームドア整備工事の推進

2020年度を目途とし、1 日あたりの乗降人員10万人以上の駅について、ホームドアの整備を推進しています。2021年度以降も、国・自治体等の関係機関と調整を図り、引き続き設置を検討していくということです。

ちなみに…

【既に整備が完了している駅】 池袋(2~6 番ホーム)、練馬
【2020年度を目途に整備予定の駅】 西武新宿、高田馬場、所沢、国分寺

(2)輸送の安全性向上

➤ 法面の改良を推進、落石防護設備の設置、変電所の機器更新・改良を推進、
踏切支障検知装置の高機能化を推進

①法面の改良

列車運行の安全を確保するため、線路に面した法面などを改良することで斜面の安定化を図り、土砂崩壊を防止して安全性向上に努めるということです。今年度は吾野西吾野駅間(吾野寄り方面)で実施します。

②落石防護設備の設置

線路に面した斜面からの落石が列車に衝突するのを防ぐため、線路に沿って落石の進入を防止する柵を設置し、列車運行の安全性向上に努めます。今年度は芦ヶ久保横瀬駅間で実施します。

③変電所の機器更新・改良

安定した電力を列車や鉄道施設に供給するため、変電所機器の更新・改良を進めていきます。

④踏切支障検知装置の高機能化

踏切障害物の検知方式を光を利用し「線」で検知をする光電式から、レーザレーダーを使用した「面」で障害物を検知する 2D式へ更新する事で検知領域の広範囲化を行い、更なる安全性向上を図ります。

現在23か所の踏切に設置済で、今年度は5か所の踏切に設置予定です。

(3)新宿線連続立体交差事業の推進
➤ (事業中)中井~野方駅間、東村山駅付近 (準備中)井荻~西武柳沢駅間、野方~井荻駅

①中井~野方駅間連続立体交差事業(地下化)

2011年8月に都市計画決定され、2013年4月に事業認可を取得、2014年1月に工事に着手しました。今年度は始終端取付部の土木工事や駅部の仮設工事を行います。この事業が完成すると、7か所の踏切が除却され、踏切での慢性的な交通渋滞の解消、道路と鉄道それぞれの安全性の向上、また鉄道により分断されていた地域の一体化が図られるとともに、連続立体交差事業を契機とした駅前広場などの整備が促進されることで、快適なまちづくりにも寄与します。

②東村山駅付近連続立体交差事業(高架化)

2012年10月に都市計画決定され、2013年12月に事業認可を取得、2015年1月に工事に着手しました。今年度は駅部の高架橋構築工事や始終端取付部の仮線路工事を行います。この事業が完成すると、5か所の踏切が除却され、踏切での慢性的な交通渋滞の解消、道路と鉄道それぞれの安全性の向上、また鉄道により分断されていた地域の一体化が図られます。

③井荻~西武柳沢駅間および野方~井荻駅間、早期事業化に向けて準備中

2016年3月に東京都により新規に着工を準備する区間として社会資本総合整備計画に位置付けられた、井荻~西武柳沢駅間および野方~井荻駅間の連続立体交差化計画の早期事業化に向けて、事業主体である東京都や地元自治体と協力し、新宿線沿線の安全性・快適性向上に努めます。

 

2.サービス向上

利用客に快適にご利用いただけるよう、車両の増備、駅の改良工事を推進します。

(1)駅空間の快適性向上

所沢駅ひばりヶ丘駅多磨駅のリニューアルに向けた改良工事

所沢駅のリニューアル

所沢駅では、2020年9月2日に商業施設「グランエミオ所沢」第Ⅱ期の開業に合わせて、新改札(南改札)や待合スペース「とことこひろば」などの新たな駅設備が加わり、ますます便利で快適に駅をご利用できるようになりました。さらに、駅西口エリアにおいても広域集客型の商業施設を核とした大規模開発の計画を進め、2020年代半ばの開業を目指しています。西武鉄道の2大本線である池袋線および新宿線の重要な交通結節点である所沢駅やその周辺エリアの利便性を向上させることにより、西武鉄道沿線のさらなる発展と価値向上に向けて西武グループ一体でリニューアルを推進します。

ひばりヶ丘駅のリニューアル
ひばりヶ丘駅では、西武グループ一体となり、駅舎改修工事と駅ナカ商業施設のリニューアル工事を実施しています。駅舎改良工事では、2020年度の事業完了を目途に、旅客トイレ、南口エスカレーターなどの改修を実施しています。また、駅ナカ商業施設「エミオひばりヶ丘」では、2021年度の事業完了を目途に店舗増床・既存店舗改修を実施します。多くの利用者に、より便利で快適に利用できる駅を目指します。

多磨駅のリニューアル
多磨駅では、2020年度に橋上駅舎化および自由通路の供用開始、2021年度の事業完了を予定しています。このリニューアル事業の実施により、新たに東口を新設します。これにより、構内踏切を廃止し、ホームを拡幅することで混雑が緩和し安全性が向上します。また、エレベーター、エスカレーターなどのバリアフリー施設の整備により、利便性の向上を図ります。

(2)車両の快適性向上

➤ 40000系車両の新造

f:id:darekasannotetudou:20200801190908j:plain

wikipediaから拝借した40000系50番台ロングシート車です。今年度は2編成増備しますが、40153編成がすでに導入済みですから、あとは40154編成のみですね。

①40000系車両の増備

2017年3月にデビューし、車いすやベビーカーをご利用のお客さまや大きな荷物をお持ちの利用者にも便利な「パートナーゾーン」を設置した40000系車両をロングシートの通勤車仕様で、2編成増備します。

 あとは、9000系の一部編成が10両固定編成から4両固定編成に短縮されていて、ワンマン運転対応の9000系投入に向けた動きや、廃車除籍となった10000系10102編成と10106編成の一部車両が譲渡されるという噂もあるようですが、気になるところです。

 

3.環境対策

引き続き、省エネルギー化などの環境対策を推進します。

①LED照明の導入

LED照明は消費電力が低くCO2排出量削減の効果が期待できるため、駅や車両へのLED照明の導入を進めています。2020年度は、増備する40000系車両への導入のほか、元加治駅鷺ノ宮駅田無駅花小金井駅の4駅で照明器具の取替に合わせてLED照明を導入するということです。

 

以上。